芸術家・智内兄助氏による講評会

今治市河野美術館で9月21日(土)から29日(日)まで市展が開催されています。先日ブログに書いた通り、21日の開会式に参加してきました。

その開会式終了後、開会式に招待され挨拶もされていた今治市出身の芸術家・智内兄助氏による市展の作品の講評会が行われました。

智内兄助氏は、洋画と日本画が融合したような独特な世界観の作品を作り続けている国内外で活躍されている今治出身の芸術家です。先日開催された『川畑宜士とその仲間たち展 ―20年先の未来を見すえて―』でも作品を生で拝見し、その世界観に引き込まれ、僕も人を惹きつけることができるような作品を作れるようになりたいなと思いました。

そんな素晴らしい芸術家・智内氏による講評会があるとは知らずに開会式に参加していたので、自分の作品を酷評されるのではないかと心配になりましたが、全て受け入れて今後の創作活動に活かしたいという思いで、講評会に参加させていただきました。

智内氏は、前もって出展者すべての作品を鑑賞してくださっていたようで、講評会に参加者の作品のみ講評し、マイクを使って智内氏と作者が対話する形で行われました。 一作品ずつ丁寧に優しく講評してくださり、2時間を超える講評会となりました。参加者数十人の前で、さらには地元ケーブルテレビのカメラで撮られている中、何を言われるのか緊張しましたが、智内氏はとても優しく温かい方で、前向きなことをたくさん言っていただき杞憂でした。


絵そのものの才能があるのかフラットな目線で見ていただけたらなと思い、普段デジタルで絵を描いているということをお話ししただけで絵の仕事をしているとは伝えずに講評していただいたのですが、雅号で展示しているのを見てか仕事目線でも講評してくださりました。

まずは日本画の作品に関して、

作品を見て、こんな人がいるんだと作品が印象に残っていたということを言ってくださりました。

さらには、

未来に期待できる。

面白い。

余白に色を入れた方が良い。

色々な紙を試して相性の良い紙を見つけたら良い。

など、今後の糧になるような言葉やアドバイスをたくさんいただきました。

デジタルイラストのポスターに関しては、

規則性がありつつ必ずしも繰り返しじゃないところが面白い。

デジタルイラストの方が才能がある。

面白いし、将来性もありそうな気もする。

人間と竜との絡み合いがもうちょっと狙いがはっきりすると良いかもしれない。

これは楽しい。

こっちが向いている。

この仕事をもっと上の方へ持っていくには、デジタルと手描き両方をやっていった方がいい。

など、こちらもたくさん嬉しい言葉と今後に活かすべきアドバイスをいただけました。

これからも絵でやっていけるのか不安ではありますが、智内氏の『未来に期待できる』『将来性もありそうな気もする。』という言葉に、希望の光が差し込んだような気持ちになり、世辞だったかもしれませんが、間に受けて頑張っていきたいと思いました。

僕の絵を見ていただきどうもありがとうございました。

会場ではお世話になっている水墨画講座の赤瀬エル子先生にもお会いできました。エル子先生は会うたびに、あなたは描きたいものを描けばいいと決まり文句のようにいつも言ってくれます。

SNSなどでコメントやいいねやリポストをしてくださる方々、直接会ったときやLINEなどでも気にかけてくださっている方々も、いつもどうもありがとうございます。

たくさんの方々からの温かい言葉を胸にこれからも頑張りたいなと思います。

Thank you for always supporting me.

OTOKONOKOTO

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